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| ここに書いてあるのは「おっちゃんに現れた合併症」です。 すべての糖尿病患者に現れる症状ではない、と言う事はご理解下さい。
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 このページの目次
(項目をクリックするとその部分に移動します)
◎知覚障害の症状
 ◎典型的な出来事
 ◎自宅で簡単にできる知覚障害の検査
 ◎日常生活での注意
 
 
◎おっちゃんの知覚障害の症状
単純に言っちゃうと・・・・・
 「 手先足先のしびれ・感覚の鈍さ 」、「 常に触られているような感覚 ( 足、特にひざから下。新聞紙を一枚巻かれているような感覚 ) 」
 です。
 知覚障害のやっかいな所は、
 「 足先・手の指先の感覚が鈍い 」 = 「 触られても解からない 」 = 「 怪我しても解からない 」
 って事です。
 
 おっちゃんの場合、最初に自覚したのは発症から数年後の診察時でした。( 記憶が定かでないけれど、発症後5年くらいだったはず )
 医師が音叉 ( U字状の金具で叩くとポ〜ン・・・・と鳴るヤツ ) を叩いて時計を見ながら 「 震動を感じなくなったら教えてね 」 と言っておっちゃんのくるぶしにあててきました。
 くるぶしに神経集中して待つ事しばし、、、、
 「 はい!今、消えました! 」
 それを数回・・・
 
 どうなんよ、医者君。。。
 
 「 ふむ、正常な人と比べてかなり鈍くなってますねえ 」
 「 えっ?!どんくらい?? 」
 「 ま、かなり・・ 」
 あ、そうっすか。。。かなりってどんくらいなんだろう。。。
 
 
 
◎典型的な出来事
 
○その1 火傷
○その2 ぶつけた足
 
○その1 火傷
自分が知覚障害なんだって事をまざまざと知らされたのが、知らぬ間に火傷をした時です。
 10年ほど勤めた会社を辞めてプール監視のバイトをやってた時の事で、バイトが終わってから総勢十数人でバーベキュー ( 鉄板焼き?? ) をやりました。野郎達が何人もいたのですが全員が大学生君達。おっちゃんが一番年上でした。
 その大学生の中に炭に着火して火加減を調節できるヤツがいない・・・・・(ぉぃぉぃ)
 ま、自然とおっちゃんが火当番ですやね。。。なんたって山の中育ち!
 なんやかんや、楽しい晩を過ごしてぐっすり眠った翌朝、、、
 
 布団から起きだそうとした時、左足の親指付け根付近に違和感が・・・
 え゛〜〜〜〜〜っ!?
 500円玉を二回り大きくしたくらいの水ぶくれが。。。
 ゆうべ履いていたズックを見たら、左靴の親指付け根部分がしっかり溶けてます(汗)。
 ゆうべはアルコールは飲まなかったのになあ・・・・・
 やっぱ知覚障害かあ。。。。と、妙に納得でした。
 この水ぶくれ、破れてグチョグチョになり、完治するまで二ヶ月くらいかかりました。
 
 
 
○その2 ぶつけた足
つい先日見つけたやっぱり足ですが・・・・・
 
  連れ合いが「なにその足っ!」と叫びました。
 爪の根本の色が変わって、若干熱をもってます。
 なにかにぶつけたんでしょうが、全く気付きませんでした。(汗)
 「 内出血している 」 事や 「 熱を持っている 」 事が問題ではありません。
 「 ぶつけた事に気付かない 」 のが問題なんです。
 
 
 
 
◎自宅で簡単にできる知覚障害の検査
「 おっちゃんの知覚障害の症状 」 のところで医師の検査を紹介しました。
 ここでは、 自宅でできる簡単な検査 を紹介します。医師は複数の検査結果から知覚障害があるかないかを判断をします。 自宅でできる簡単な検査では知覚障害があるかどうかの大雑把な目安 にとどまりますので、誤解なさらないで下さい。
 
 
| ☆自宅でできる簡単な知覚障害の検査 |  
| 1. | 爪楊枝もしくは竹串を用意します。 第三者(他人)から 足の親指根本 に 「 尖っている方 」・「尖っていない方 」 両方でつついてもらう。この際、本人(検査してもらう本人)には見えないように。
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|  | 「 一回目と二回目、どちらが尖っていたか 」の答え合わせをします。 |  
 
| 2. | 「 足の親指根本 」  で分からなかったら、 「 アキレス腱部 」 で同じことをします。 |  
 
| 3. | 「 アキレス腱部 」 で分からなかったら、 「 ひざ裏 」 で同じことをします。 |  
 
注意して欲しいのですが、この検査では 「 知覚障害があるかの大雑把な目安 」 しか解かりません
もし自宅で検査をしたならば、必ず医師に詳細を報告してください。
 
 
 
◎日常生活での注意
いくつかあります。
 
 
・風呂の湯加減
お風呂の湯加減をみるのに注意しないと大変です。手先や足先の熱い冷たいの感覚が鈍ってますから、足先から湯船に入れるとな〜んも解からないんすよ。
 で、太ももを過ぎた辺りでようやく 「 ぶっ。。あっついじゃないか! 」 「 びぇっ。。つめて〜! 」 と解かります。
 今の家の風呂は給湯器からだから温度設定さえ間違わなけりゃ、平気なんだけどねえ。以前のアパートは釜焚き風呂だったんす。。。何度も痛い目にあいました。(笑)
 
 ・台所
 おっちゃんは何気に料理します。(笑)
 台所って結構危険なんですよね。包丁を使っている最中にちょっと気を抜いてしまうとサックリと切れてますね手が。。。笑
 
 おっちゃんは包丁を扱う時は 「 異様 」 なまでに気をつかいます。
 おかげで、台所暦は結構長いけど 「 サックリ 」 は少ないです。( 自慢ですな♪ )
 
 食事の後片付けが終わろうとしたその時、連れ合いが 「 あし!あし!その足! 」 と叫ぶ時があります。
 あれ〜?!足が真っ赤になってるじゃん???
 夕飯の炒め物でフライパンを振ったのはおっちゃんです。その時炒めていた具材が飛んで足に落ちたんでしょうね。連れ合いが 「 熱いのが解からないのねぇ・・・・・ 」 とつぶやきます。
 
 足先に熱い物がってねえ・・・・・ってその前に乗ったのが解からないんですよ(汗)
 
 ひとつ便利なのは、火にかかっていた鍋や熱い汁物の入った椀や丼を持つのに平気な事。配膳がスムースなんですよ。
 って、意味が違うんですが・・・(爆)
 
 
 ・白いもの
 注意しているのは靴下とバスタオルを 「 白 」 で統一している事。
 白い靴下だったら足を怪我して血が出たらすぐに気がつくっしょ。。。
 
 以前風呂上りに足先を調べてたけど、視力が落ちたらちょっとね〜。。しかも怪我するのは足先だけじゃあないし・・・・
 
 で、思いついたのが風呂上りに 「 白いバスタオル 」 で身体を拭いて、そのバスタオルに血がついてないかを連れ合いにチェックしてもらう。
 
 結構、お手軽♪
 ( いい方法と思いついたのに、きちんと実践してません−滝汗 )
 
 
 ・爪切り
 これってやっかい。。。。。
 何故って、おっちゃんは視力が悪いからです。自分で自分の爪がどんくら伸びているのかを目視で確認ができません。ッて事は爪きりで自分の爪をどんくらいはさんでいるのか解からないのですよ。
 
 視力が悪くなった ( 当然、網膜症でね ) 時、入院中って事もあって看護婦さんから確認してもらいながら 「 自分で自分の爪を切る 」 練習をしました。ま、考えてみれば 「 全盲の人 」 だって自分で自分の爪を切ってるわけですよ。
 
 ウソだろって?!
 
 いや、これはおっちゃんの知り合いの全盲の人がそうだから断言できます。
 
 で、練習の結果、、、まず爪が伸びているか調べる方法は、自分の右手の指で左手の指の腹の方から爪をなでると伸びていれば 「 カシッ 」 とひっかかって解かるんです。それを左右の手の五本の指全部チェックすれば良い、、、、、となったんです。
 
 次は爪を切る。。。。。
 爪が伸びていたら指先からはみ出ている爪の部分を爪切りで静かにはさんでから、 「 パチン 」 と切る。ゆっくりゆっくりやると 「 目視 」 しなくても切れるようになります。
 
 結果・・・・・
 
 おっちゃんは真っ暗でも爪が切れるようになりました。
 
 あれっ?!これってもしかして、自慢してんのか??????
 
 
 
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