いきなり気色悪い画像、すんません。
でも、おっちゃんの右眼はこうなってます。
角膜内皮白濁による失明です。
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ここに書いてあるのは「おっちゃんに現れた糖尿病性網膜症」です。
すべての糖尿病患者に現れる症状ではない、と言う事はご理解下さい。
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このページの目次
(項目をクリックするとそこに移動します)
○どうして角膜内皮が白濁するの?
○おっちゃんの右眼手術暦
○義眼を作る
○どうして角膜内皮が白濁するの?
眼科のセンセが言いました。
「角膜内皮には活性度を表す数値があって元々300程度の数値を持っている。一回の手術で一割程度数値は落ちる。300台あった数値が100台前半になると角膜の内皮は白く濁ってしまう。角膜移植で濁った角膜を取りかえると言う方法があるが、おっちゃんの眼自体が移植に耐えられない」
む゛〜〜ん゛。。。。。。
確かに右眼の手術って合計すると8回やってます・・・・
スタートを300として計算すると、8回の手術で130切ってまふ。。。
しゃ〜ね〜やな。。。
最後の手術は「光」を感じる視力を維持する為にやった手術だったしね。
○右眼手術暦
結構な数やってます。(笑)
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- 白内障手術
- 一回目の硝子体手術
- 一回目の緑内障手術
- 二回目の緑内障手術
- 四回目の手術の縫合が開いたから手術
- 三回目の緑内障手術
- 二度目の硝子体手術
- 三度目の硝子体手術
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一応、解説ね♪
1.
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白内障手術
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網膜症に白内障が重なって視力が落ちてました。血管新生緑内障もあり。(汗)
まずは「濁った水晶体で眼底の状態を把握できない&レーザー治療の充分な効果が期待できない」っちゅ〜理由で邪魔な水晶体を取っちまえ!と白内障手術を優先。
治療の邪魔になるからと人工水晶体は入れないまんまでした。
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2.
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硝子体手術
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硝子体出血を吸い出して眼底の増殖膜(カサブタねカサブタ)をひっぺがして、
網膜に開いた穴?網膜はく離?も修復。
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3.
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緑内障手術
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硝子体手術から二週間程の間隔を空けて緑内障の手術。
白内障手術の時から眼圧高くて実は眼科のセンセはヒヤヒヤだったらしい。。
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4.
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緑内障手術
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眼圧が数日で上がりだして、前回から二週間位開けて再度同じ手術。
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5.
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縫合部離開処置術
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前回の緑内障手術で縫合した(縫い合わせた)部分がほどけちゃいました。
すっげ〜痛くて眼科のセンセに訴えたらその日の内に緊急手術に。
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6.
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緑内障手術
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今までよりは長持ち♪
五回目からは一ヶ月位間隔を空けて再々々緑内障手術。(笑)
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7.
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硝子体手術&毛様体光凝固処置術
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三年の年月を経てもやっぱ眼圧高いまんまだし網膜増殖膜(カサブタ)がまたできちゃってるし・・・
術前の視力は光が解かる ( 眼をライトで照らされれば解かる ) 程度。
この視力で手術に踏み切るか、眼科のセンセと長い時間相談しました。
最後は「左眼に何かあった時、光が解かる右眼の存在は大きい」と言うおっちゃんの判断で手術に踏み切りました。
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8.
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硝子体手術&毛様体光凝固処置術
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前回の硝子体手術後に「眼エコー検査で異常がなければ退院でオッケーです♪」
と迎えた眼エコー検査で網膜はく離??脈絡膜(ミャクラクマク)はく離??が発覚!!
やらなきゃ男じゃない!(えっ?!)
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かくして、七回目の手術後には大丈夫だった右眼も、八回目の手術後には白く濁っちゃいました。
さらに時間が経つにつれて眼球もしぼんぢゃって。。。(眼球がしぼんだのは、毛様体レーザー凝固術で毛様体を焼き過ぎた。ってのもありなんすが・・・)
チャンチャン。。。。。
○義眼を作る
右眼角膜内皮が濁り視力も失い、外から見ても「右の黒目の白い濁り」が目だって来た時、眼科のセンセが言ってくれました。
「おっちゃん、義眼を入れませんか?」
瞬間、おっちゃんの中で何かが反応しました。
義眼?!それは本人が「外見」を気にするから必要なんだべ?
俺は中身で勝負する人間だ!
外見は問題じゃあないゾ!
「せっかくですが、必要ありません」
即答でした。
おっちゃんは視力障害で障害者手帳を取得して何年も経っていましたし、自分自身が「身体障害者」と言う事に引け目を感じてはいないはずでした。
でも、正直なところは違ったんですね。
「義眼を入れる」=「身体に異常や欠けている部分があるから補う」
と言う意識が働いて、「自分の身体の外見に異常がある・欠けている」事に拒絶反応をおこしたんです。
要するに義眼を入れない事で「おっちゃんは何も気にしてないのさ」とアピールして突っ張っていたんですよ。
そんなかんなで、眼科センセのありがたい提案を蹴ったおっちゃん。。。
そんなある日の事、田舎に帰りました。
で、楽しく話してた時に姪っ子 ( 当時小学校3年生か4年生 ) がおっちゃんの顔をジッと見て・・・
「おっちゃんの目、気持ち悪い。。。」
この姪っ子の一言は効きましたゼ〜、旦那。。
「おっちゃんは "気にしない" と突っ張っていても、相手は気持ち悪いんだ」と改めて気付いたんス。
それで「義眼を作る事で相手に不快感を与えないなら、一人で突っ張っているよりもいいじゃん♪」となったわけですな。
で、眼科のセンセが紹介してくれた「 株式会社日本義眼研究所 」ってトコに行って義眼を作りました。
義眼を入れての両眼のバランスはこうなります。
若干右のまぶたがくぼみ気味です。
写真は暗くて解かりにくいんすが、連れ合い曰く
すごいよ!義眼の充血具合が絶妙!!
左眼よりまともじゃない?!
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義眼とひと口に言っても、大きく分けると二種類あります。
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眼球がしぼんでいる場合、上にかぶせて取り外しもできる「コンタクトタイプ」
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眼球そのものが無い場合、埋め込むタイプ
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基本的にオーダーメイドです。
最初は既製品で「入れ外しの仕方や扱い方」を練習します。
それから、歯医者で「歯の型」を取る時みたいにシリコンゴムみたいのん(おっちゃんが勝手にそう思っただけ)をまぶたの中にグニュグニュっと沢山入れて、待つ事20分〜30分。
「カポッ♪」と取り出して型取り完了。
それと一緒に、反対側の生きている眼の色合いとか瞳の位置とかをしっかり確認。
待つ事ひと月近く。。。。。
できあがりましたよ。。おっちゃんの義眼!!
でも、すぐに引渡しじゃなくて、装着してから「あっちみてこっちみて・・・」を繰り返して「違和感」があるかないかを調べます。で、違和感があれば微妙な修正をしてから、晴れて義眼の引渡し♪
費用に関して、おっちゃんは身体障害者手帳を持っているので、義眼の作成は公費補助を受けられます。
(自己負担金額については所得に応じて変わります)
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